トイレリフォームの豆知識、第2回は温水洗浄便座についてご紹介していきます!
日本での温水洗浄便座の歴史は古く、現在のTOTOが1964年にアメリカから輸入販売を開始したのが始まりと言われています。
2015年調べでの一般家庭での普及率は77.5%に達し、ほとんどのご家庭のトイレに温水洗浄便座が設置されています。
もともと痔の治療のために開発された温水洗浄便座ですが、日本人の清潔志向に合わせて改良が進み、現在では様々な機能が搭載されてた機種が販売されています。
今回は温水洗浄便座についてご紹介していきます🚽
貯湯式と瞬間式
温水洗浄便座から出てくる温水の温め方には貯湯式と瞬間式の2つの方式があります♨
貯湯式
内蔵されたタンクに温水を貯めておく方式
メリット
・比較的安価な金額で購入できる。
デメリット
・常にお湯を温めているのでランニングコストがかかる
・連続使用するとお湯切れを起こす
瞬間式
洗浄時に温水を瞬間的に沸かす方式
メリット
・使う時に水を温めるのでランニングコストが抑えられる
・温水に雑菌がわきにくい
デメリット
・本体価格が高価
壁リモコンと袖リモコン
リモコンは操作ボタンが本体に接続された袖リモコンタイプと、分離された壁リモコンタイプがあります。
袖リモコンタイプの場合、比較的安価な機種が多いです。リモコンは右側の座面横になります。壁に穴をあけずに設置できます。
壁リモコンタイプの場合、操作しやすい位置にリモコンを設置することができますが、袖リモコンより高価です。凹凸が少なく清掃しやすい。
その他の機能
・オート脱臭
便座に設置されたファンで悪臭を吸引し、脱臭剤が悪臭を分解、悪臭を取り除いた空気を
排出する機能
・オート開閉
トイレに入ると、センサーが検知して便ふたが自動で開閉する機能
・オート洗浄
便器洗浄の際に、自動でもしくはリモコン操作で水を流す機能
・温風乾燥
温風で洗浄後のお尻を乾かす機能
その他、便座に座ると泡や霧状の水を散布して汚れを落としやすくする機能や、ノズルを自動で洗浄・除菌する機能などがあります。
これらの機能は上位グレードの機種に搭載されているので、温水洗浄便座をご購入の際は、事前に搭載されている機能をご確認下さい。
温水洗浄便座ご購入前の確認事項
温水洗浄便座は条件によっては取付出来ない場合がございますので、事前に確認しましょう!
条件① トイレ内に電源コンセントがある
電源コードの長さは約1mです。0.8m以内の壁に独立した電源が必要です。
条件② 便器のサイズ
便器のサイズには大型サイズのエロンゲート、小型サイズのレギュラーがありま
す。取付けできるサイズか確認が必要です。
条件③ 消費電力
特に瞬間式の場合はお湯を沸かすときに約1200Wの電力を消費するので注意が必
要です。
その他の注意事項
機種によって洗浄の水圧に差がありますので、事前にご確認下さい。
近年、普及率のめざましい温水洗浄便座🚽
もはや温水洗浄便座がない生活は考えられないという方も多いのではないでしょうか。
ご購入の際は機能や性能を比較して、ご希望に合った機種を選んでみてください。
トイレリフォームの豆知識。次回はトイレの配管についてご紹介していきますよ!
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