間取りは住宅選びで気になることの1つ。快適に暮らすには、家族構成やライフステージに合った間取りであること、動線が考えられた間取りであることなどが必要です。
そこで今回は、間取りを選ぶ際にチェックしたいポイントや、マンションによくある間取り例をご紹介します。希望の間取りの物件がない場合は、中古マンションを買ってリノベーションするという方法もオススメです!
間取り図を見るポイント
①<部屋の構成>
部屋の構成を表す際、2LDKや3LDKといった言葉が使われます。Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチンを指します。最初の数字はLDKを含まない部屋の数のこと。つまり、2LDKであれば2つの個室とLDKがあるということです。
部屋の数やLDKの広さをリノベーションで変えることを前提にするなら、PS壁(パイプスペース)や水回りの位置、建物の構造もチェックしておくと良いでしょう。
②<部屋の向き>
部屋の向きを知ることでその部屋の日当たりの良さが分かります。間取り図に示された方位記号で部屋の向きを確認しましょう。例えばバルコニーなどの大きな窓がある方角が南であれば、その部屋は日当たりが良いということです。
③<部屋の広さ>
部屋の広さは「〇m2(平米)」などで表されます。m2は縦(m)×横(m)で表される面積です。
「〇畳(帖)」という形で示されることも多いですが、例えば「6畳」というと畳6枚分くらいの広さが目安です。1畳の目安は1.62m2以上のため、6畳は9.72m2以上の広さということになります。
DKとLDKの違い
DKは食堂と台所の機能が一緒になっている部屋、LDKは居間、食堂、台所の機能が一緒になっている部屋です。両者の違いは居間(リビング)の機能を持っているかどうかという点にあります。
不動産公正取引協議会は、建物が取引される際のDKやLDKといった表示のあり方について、広さの目安を以下のように示しています。
居室数が1部屋→4.5~8畳未満ならDK、8畳以上ならLDK
居室数が2部屋以上→6~10畳未満ならDK、10畳以上ならLDK
大切なのは、全体の広さ
最近は広いリビングが人気の傾向にあります。そのため、例えば3DKや3LDKと聞くと、3LDKの方がなんとなく良いように感じることもありますね。確かにLDKはDKよりも広いので、リビングの広さが欲しい場合には正しい見方です。しかし、他の部屋の広さは分からないので、物件選びの際はDK、LDKという表記にとらわれずに全体の面積を見ると、選択肢が広がります。
マンションの間取り選びのポイント
家族の個室、子ども部屋をどうするか
家族の人数によって必要な部屋数は変わってきます。子どもがいる場合は個室を持たせるか、自宅で仕事をする場合は仕事部屋が必要かなどを考慮しましょう。最近はリビングの一角に子どもが遊ぶ空間を設けたり、ワークスペースをつくったりする例もあります。どのような形が家族に合っているかを考え、間取りを決めましょう。
1.未就学時期
未就学時期はリビングなどで家族と過ごす時間が多く、また寝室を分けなくてもよい場合は個室は不要であることが多くなります。個室をつくる場合は、子どものものを収納する場所として使うのも良いでしょう。
2.小学生になってから
ランドセルや教科書類、学習机など子ども用のものが一気に増えます。そのため、子どもに個室を与えるか検討する方が多い時期でもあります。子ども部屋を与えて夜に1人で寝る練習をしてみるのも1つです。
3.小学生高学年頃から
思春期の頃になると成長とともに自分だけの空間が必要になることが多くなります。子どもに個室を求められた際に対応できる間取りになっていると安心です。
その他ポイントは
ライフスタイルに合っているか
動線が考えられているか
ライフステージに合わせられるか
収納のスペース、位置は適切か
部屋の方角もチェック
●南向き
日当たりが良いため照明の費用を抑えられ、湿気もたまりにくい。夏場は暑い、家具が日焼けしやすいなどのデメリットもあるが人気の方角。
●東向き
朝は日当たりが良く、午後は日が当たらないため夏場でも室温が上がりにくい。一方で冬は暖房費がかかりやすい。洗濯物は朝のうちに干すとよく乾く。
●西向き
午後から夕方にかけて日の光が入るため、夏場は暑いが冬場は暖かい。洗濯物は午後から干しても乾きやすい。
●北向き
直射日光が当たらないため部屋に差し込む光がやわらかく、家具の日焼けが起こりにくい。湿気がたまりやすい、洗濯物が乾きにくいといった面も。
方角によって部屋の環境が変わります。人気があるのは南向きや東向きです。一方で西向きや北向きはあまり人気がありませんが、販売価格が比較的安いというメリットがあります。
間取り選びのポイントとしては、家族構成やライフスタイルに合っているか、動線が良いか、収納は適切かなどといったことが挙げられます。希望の間取りの物件が見つからない場合は、中古マンションを買って自分好みの間取りにリノベーションするという方法も良いですね!
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