好みのトイレ空間を考える際、イメージを大きく左右するアイテムは、空間の明るさやムードを演出する照明、空間に癒しと清潔感を加える植物、大きな面積を占める壁紙です。トイレ全体をリフォームするにはかなりの金額がかかってしまいますが、この3つのアイテムを変えるだけでイメージは一新。見違える程、素敵な空間に変化させる事ができるのです。
“間接照明で明るい空間に”
元々トイレに備え付けられている照明は、暗いところを照らすだけのものでしかありません。とくに味わいのないこのアイテムを、間接照明に取り替えるだけでムードあふれる演出をプラスすることができます。トイレの後ろ側から優しい明りで照らすことが一番取り入れやすい方法です。ライトはトイレタンクなどで存在を隠しても構いませんし、素敵な形の照明なら見えるように設置すると良いでしょう。壁に棚があればそこに置く事が手軽で簡単です。フロアランプを床から照らしても雰囲気が出ます。小型のフロアランプをトイレのコーナーの四隅に1個ずつ設置することで、高級ホテルのトイレのような、非日常の空間が生まれます。スポットライトでトイレを浮かぶ上がらせるような明かりもドラマティックですし、おしゃれなペンダントライトを取り付けても素敵です。明かりの色も重要です。白っぽいライトは清潔感を、赤みがかったライトは安心感をもたらします。
“植物をおいて清潔感を出そう”
トイレのような狭く圧迫感のある空間には、植物の力を借りて優しさと清潔感を加えましょう。湿気のある暗い場所にある事が多いので、そんな環境でも元気に育つ植物が適しています。アイビーやプミラ、サボテンなどは小さいスペースにも置く事ができ、日陰でも元気に育ちます。トイレタンクと同じような陶器のつるっとした素材の鉢は、統一感が生まれますので、すっきりしたイメージが好みの方にはお勧めです。ラッピング用のクラフトペーパーや麻素材を鉢カバーに利用すれば、優しいナチュラルな雰囲気に変わります。棚や置く場所が無いトイレには上から吊るす、ハンギングプランターもお勧めです。マクラメなどのロープ素材を使って上から吊るせば南国調の雰囲気が生まれ、空間に立体感が出ます。ガラスのハンギングプランターを使えば、光を受けてキラキラと輝き、明るく可愛い印象に変わります。吊るす空間が無い方はポケットラックやフレームに入った壁掛けタイプの植物が省スペースで便利です。
“イメージにあう壁紙選び”
壁紙は一番面積を占めるアイテムですので、こだわりたいもの。色・柄・素材に違いがあり、様々な物が発売されています。100均で販売されている安価な物もあり、気軽にイメージ変えを楽しめるようになりました。気をつけたいことは濃い色や、派手な色を全面に使いすぎないことです。狭い空間に圧迫感を与えてしまい落ち着かないトイレになってしまします。白やベージュなど、優しい色をベースに一面だけを違う色を使ったツートンカラーにすると洒落た雰囲気に変わります。柄の入った壁紙を使う際には、小さなモチーフの柄を選ぶ方が、部屋を広く見せる効果がありお勧めです。腰板だけをレンガや木目、タイルなど素材感のある壁紙を使うと高級感が生まれます。湿気の気になる場所ですので、抗菌・防カビ効果や、消臭効果のある素材が適しており、汚れたら簡単に拭き取れる素材であることも選ぶ際には重要なポイントです。 トイレは小さい空間なので、雰囲気を変えるのに効果が上がりやすく、リフォーム業者に頼まなくても自分で模様替えが楽しめます。DIYの人気が高まっている昨今は、様々な便利アイテムがホームセンターや、DIYショップに売られていますので、それらを利用すればアイデアしだいで見違えるようなトイレに生まれ変わるでしょう。
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